先輩医学生からのメッセージ

令和2年度卒業生、MD研究者育成プログラム参加 竹内 太郎

 私はMD研究者育成プログラム学生として、環境医学教室(祖父江友孝教授)にて疫学研究に取り組んでいます。本プログラムでは、放課後や休日を利用して基礎医学研究に取り組みます。普段の医学科の講義や実習と並行して行う為、両立は容易ではありませんが、著名な先生方の指導を受けながら研究に打ち込む経験は、滅多にできるものではありません。私は2年生から研究に取り組んできましたが、データ収集や統計解析など疫学研究の基本スキルの習得にはじまり、学会発表・論文報告など数多くの経験を積むことができました。その中で祖父江先生をはじめとする国内外の著名な疫学の研究者たちから指導を受けたり、共同研究やディスカッションを行ったりすることができました。
 また、大阪大学独自のカリキュラムとして、3年生に約3ヶ月間の基礎医学講座配属が、5年生に約2ヶ月間の研究室配属があり、これらの期間は講義や実習がなく、研究に打ち込むことができます。私は祖父江教授のご厚意で、5年生の1月にアメリカに研究留学させていただき、最新の解析手法を学ぶ機会を得ました。海外の疫学研究のレベルの高さや充実した研究環境に驚き、研究のモチベーションを更に高めることができました。
 本プログラムを通じて、意欲さえあれば、誰でも大阪大学の世界トップレベルの研究の最前線を体験することができます。後輩の皆さんにも、ぜひ本プログラムに参加していただけたらと思います。


令和2年3月31日
竹内 太郎

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